1934年に抜山は、右図のように水を満たしたビーカ中に金属細線を張り、細線まわりに生じる沸騰現象の観察、測定を行いました。そして、細線の表面熱流束\(q_w\)を通電加熱量から、また細線の温度\(T_w\)を予め検定した細線の抵抗値から求め、\(q_w\)を縦軸、伝熱面過熱度\(\Delta T \)(\(=T_w-T_{sat}\))を横軸にとってプロットすると、下図に示すような曲線を描くことを初めて明らかにしました。この曲線を「沸騰曲線」または「抜山曲線」と呼びます。
1934年に抜山は、右図のように水を満たしたビーカ中に金属細線を張り、細線まわりに生じる沸騰現象の観察、測定を行いました。そして、細線の表面熱流束\(q_w\)を通電加熱量から、また細線の温度\(T_w\)を予め検定した細線の抵抗値から求め、\(q_w\)を縦軸、伝熱面過熱度\(\Delta T \)(\(=T_w-T_{sat}\))を横軸にとってプロットすると、下図に示すような曲線を描くことを初めて明らかにしました。この曲線を「沸騰曲線」または「抜山曲線」と呼びます。