電波干渉対策品でも地デジの受信感度が低下したため施した対策を紹介します。アルミテープを使うものの、見栄えも損なわずに施工できましたのでご参考ください。
1. 筆者のドラレコ
筆者のドラレコはKENWOOD製のDRV-MR740という製品です。左記リンクの製品ウェブサイトに記載の通り、電波干渉対策品です。にもかかわらず、立体駐車場のように電波が入りづらい所ではフルセグを受信できずにワンセグ受信になってしまい、画質が粗くなってしまいました。
2. 準備するもの
仕入れるものはアルミテープだけです。一般的なアルミテープだとアルミ素地の銀色が露出してしまうため、見栄え上は良くありません。そこで、次のような表面が黒いアルミテープを仕入れましょう。
購入するものは以上です。アルミテープはハサミで切れます。
3. アルミテープによる電磁シールド
ドラレコの設置位置と対策箇所
筆者のドラレコの設置場所は地デジアンテナの近くで、地デジアンテナを沿うようにドラレコの配線が通っています。配線があるのは電源とリアカメラとの接続用です。
電波干渉を考えると本来はこういう配置は避けるべきなのでしょう。私の場合、運転席から見えない位置に設置したかったのでルームミラー裏となり、結果、地デジアンテナ近くに設置することとなってしまいました。
上の写真はアルミテープの施工後です。配線が少し凸凹しているのはアルミテープを巻いたからです。遠い目で見ればアルミテープを貼ってあることは気が付かないと思います。
配線へのアルミテープの施工
施工中の写真です。アルミテープをハサミで切って配線に巻き付けるだけです。コネクタのところも上の写真のように角を切って綺麗に張り合わせました。アルミテープを巻いたのは地デジアンテナ近傍10cm程度の場所のみです。
ここまでで効果を確認すべく、いつもワンセグになるところに車を移動したところ、まだワンセグだったため配線だけでは効果不十分の様です。
ドラレコ本体へのアルミテープの施工
ドラレコ本体の車両正面側(液晶と反対側)および側面にアルミテープを貼り付けました。
以上で施工完了です。写真ではアルミテープのつぎはぎが見えますが、実際にフロントガラス越しに見ると全く気になりません。
結果、ドラレコ設置前と同じようにワンセグになることなくフルセグで受信できるようになりました!
たとえ電波干渉対策品であっても地デジアンテナへの電波干渉があることが実証されました。
※こういったシールドを施す場合は、シールドをアースに繋ぐのがセオリーです。しかし、インターネットで同様の施工をされている方はそこまでされていなくても効果が得られていたことから、私もアースへの設置はしていません。
4. まとめ
- 電波干渉対策のドラレコでも地デジの受信感度が低下する場合は配線およびドラレコ本体をアルミテープで覆いましょう
- 黒色のアルミテープを準備すれば見栄えも良好です