洗車して落ちないタイヤの茶色い汚れを確実に綺麗にする方法を紹介します。お洒落は足元から、どんなに洗車してもタイヤが穢ければ台無しです。これで周囲の車と差をつけましょう!
1. Before After
先ず最初に効果をご覧ください。写真の通り、茶色い汚れはすっかり綺麗になっています。なお、Afterの写真はタイヤゴムが乾燥するのを待ってから撮影しています。それでは、ここまで綺麗になったその過程を紹介していきます。
2. 汚れの正体はブレーキダスト
最初に紹介したあの写真の汚れ、これって泥ではないんです。ブラシで水洗いしても取れませんでした。
ネットで検索すると、「ゴムの硬化防止剤が溶け出しているもので、見栄えは悪いが安全上問題ない」という記事をよく見ます。それは正しいのでしょう。しかし、私の場合はこれではない確信がありました。なぜなら、タイヤの前後で汚れ方が全然違うからです。フロント側のタイヤが写真のように汚れており、リア側は気になるほどではありませんでした。
自動車の減速時はフロント側に荷重がのるのでフロント側のブレーキの負担が大きく、フロント側のブレーキも大きく設計されています。つまり、ブレーキダストに含まれる鉄粉が錆びた茶色なんですね。
3. 綺麗にするカギは「マジックリン」
それでは綺麗になる方法を紹介します。
① マジックリンを吹きかける
マジックリンを吹き付けて1分ぐらいで、ものすごい汚れが浮き出てきました。本来は洗車に使う洗剤は中性が推奨され、マジックリンのようなアルカリ性はタイヤを溶かしてしまうみたいです。表面を溶かしているからこそ、固着した汚れが落ちているのでしょうね。長いタイヤライフの中でマジックリンを使うのは1回に留めておきたいと思います。
② ブラシでこする
とにかくごしごし擦ってください。冒頭にお見せしたAfterの写真、実は筆者はこの一連(①~③)の作業を2回やってあそこまで綺麗になりました。簡単にこすっただけだと、綺麗になったところとまだ茶色が残ったりとムラが出てしまいました。満遍なくブラシで擦りましょう。
③ 水でしっかりと洗い流し、乾燥させてから汚れ落ちを確認
マジックリンはアルカリ性でタイヤを溶かしてしまいますので、洗剤が残らないようにしっかりと洗いましょう。また、茶色い汚れが綺麗に落ちたかどうかは、乾燥させてから判断してください。濡れている状態だとあの茶色い汚れって見えないんです。
④ タイヤワックスで保護
石油成分が入ったワイヤワックスは長持ちしますが、タイヤゴムにダメージを与えます。なので水性のタイヤワックスがお勧めです。私は過去には「クリンビュー ノータッチUV」を使用していましたが、一度でも雨天を経るとすぐに効果がなくなってしまうことから、次の商品にたどり着きました。洗車や雨天を経てもかなり持ちますし、価格がリーズナブルな上に内容量も10台分程度はあるのでお勧めです。このワックスを使えば、乾燥前の水で洗い流した直後のような艶が維持されます。
また、タイヤワックスを塗る際には湾曲したスポンジがあるとタイヤの側面に綺麗に簡単に塗ることができます。上で紹介したタイヤワックスにもスポンジが一つだけ内包されていますが、消耗品なので予め買っておいて損はないと思います。
4. まとめ
- 前後のタイヤの汚れ方に差がある場合、茶色い汚れの正体はブレーキダスト
- タイヤの茶色い汚れはマジックリンを使い、ブラシでこすると落ちる
- マジックリンのようなアルカリ性はタイヤを溶かしてしまうので頻繁に使わない
いかがでしたでしょうか?もし、中性洗剤を使ってゴシゴシ洗っても汚れが落ちない方は、マジックリンをお試しください(ただし、タイヤを溶かすので何度も使うのは禁物です)。