アイキャッチ画像出典:ダイキン工業
冷風を出すものの部屋自体は暑くなる、その原理を理解してポータブルエアコンを賢く使いましょう。
1. ポータブルエアコンの仕組み
空気を冷やすために電気エネルギーを使っています。この時、次の様にエネルギーは保存されます。
消費電力 + 冷風 = 温風
つまり、電気を使っている以上は部屋を冷やす以上に消費電力の分だけ部屋を温めているんです。
式の意味
式の詳細は割愛しますが、ご興味があれば「冷凍サイクル」でGoogle検索いただけると学問的な情報が出てくると思います。
2. ポータブルエアコンの賢い使い方
賢い使い方は主に2つあります。
(1) 排気ダクトて室外に温風を出す
ダイキンの製品もアイリスオーヤマの製品も、後ろの温風吹き出し口はダクトを接続できるようになっています。これで部屋の外へ排気することでルームエアコンの室外機のような役割を果たし、部屋の温度が上昇することは防げます。
また、除湿の使い方をするときも温風と一緒に湿気を吐き出しますので、ダクトをつけて部屋の外に出してくださいね。
(2) ルームエアコンと併用
でも、ダクトをつけるとせっかくお洒落なポータブルエアコンなのに、ちょっと残念ですよね。そういう方はルームエアコンと併用して、キッチンのようなスポット的に暑い空間を狙って冷やすような使い方をされるのが良いと思います。ルームエアコンの消費電力に対してポータブルエアコンの消費電力は小さいため、快適製品として割り切るのも一つの使い方です。
最後に
こういった製品はスポットクーラのように部屋の中でもどこか一部を冷やすことに向いています。部屋の温度が上昇するデメリットはある一方で、持ち運びができるメリットもあります。この点をご理解いただき、賢く使いこなして頂けましたら幸いです。